通常の不動産売買と任意売却の違いは?

通常、私たちがよく耳にするのは、不動産売買とか不動産の売却という言葉です。

任意売却とはどのような違いがあるのでしょうか。

調べたところの解釈では、任意売却とは債務超過に陥ってしまった不動産の持ち主が、それを清算する目的で売却することを指すのだそうです。

では債務超過とはどのような状態かというと、住宅ローン返済ができなくなることだとされています。

住宅ローンで購入したマイホームを売却することで、住宅ローンの残債を清算するということになります。

住宅ローンが完済されていなくても、通常の不動産売買や不動産の売却では、売却することで残債分をすべて清算できれば目的は達したことになります。

たとえば住宅ローンの残債が400万円あり、売却価格が1400万円で成立したとすれば、売主には売却代金の残りである1000万円が渡されることになります。

ただしこの場合でも売却を不動産会社に依頼すれば仲介手数料が別途必要になります。

その他、債権者(金融機関)同意のもとで行われる抵当権の解除や末梢、事務手数料なども別途費用としてかかりますので、実際の手取り額はそれよりも少なくなります。

任意売却はこのような売買・売却と同じプロセスですが、住宅所有者の担保物件を売却しても、多くの場合、住宅ローンの残債が債務者の手元に残ります。

もともと債務超過に陥っていたわけですから、その可能性が大きくなります。

先日、路線価が発表になりましたが、宮城・仙台などの東北地方や北海道は路線価が下がり、東京・首都圏、大阪などは逆に上昇しています。

宮城や東北地方に限った話ではありませんが、任意売却の場合には、この路線価が大きく影響します。

路線価が上がれば実勢取引額の相場も上昇し、それだけ高く売れるからです。

残債額を小さくすることができます。

宮城では、任意売却や競売に関する相談が増えていると聞きますが、担保不動産の売却や売買契約には、さまざまな法律が絡んでいます。

弁護士事務では随時、無料相談を受け付けていますので、安易な売却を考えずまずは法律の専門家を訪ね、最善策を講じましょう。

【関連サイト】任意売却成功への5つの秘訣 – 借金相談センター

早めの決断で任意売却へ。

任意売却というのは、住宅ローンの返済ができなくなってしまった場合に、購入している不動産を購入者の意思と決断で売却できる制度です。

任意売却せずにそのまま住宅ローンの返済をしないままにしておくと、債権者である銀行・金融機関から差押えという最終手段を行使され、競売にかけられるという最悪の事態になります。

宮城をはじめとする東北地方は漁業が盛んな町で、これまでは多くの水産業者さんが、それを生業として生計を立てていました。

しかし不幸なことに東北大震災が起こり、多くの家屋が失われてしまった当時は、住宅ローンで新築していたマイホームが多数あり、被災者の中には、たとえ家屋が残されていても任意売却という手段を取らなければならない世帯が後を絶ちませんでした。

これを契機に宮城・仙台の弁護士事務などでは、住民からのさまざまな法律相談に応じたり、任意売却という法律の無料相談会を開催したりもしてきました。

現在でも継続しています。

競売と任意売却の大きな違いは、任意売却であれば不動産の持ち主である債務者が自由に売却価格を設定できますが、競売は債権者である金融機関が売却価格を決定するといった点です。

購入者であるマイホームの持ち主は、自分で価格を設定できず、もちろん価格交渉や売却時期などを決めることもできません。

いわゆる普通の不動産売買というスタイルとはかけ離れた強制的な売却です。

多くは安値で競売市場に出され、住宅ローンの残債もそれだけ多額になります。

債務者はその後も残債分を返済しつづけなければなりません。

売却代金はそのほとんどを債権者である金融機関のものとなります。

震災から4年、5年と経過していく中でも、宮城をはじめとする東北近県には、いまだにこうした物件や問題を抱え苦しんでいる方が大勢いらっしゃいます。

任意売却を希望する場合、不動産査定の費用などは、その不動産業者に売却を依頼するのであれば一切かかりません。

査定にあわせて売却価格を設定し、通常の売買契約を結ぶことができます。

早めの決断で、競売という事態からの脱却を図りましょう。